日本ハム育成ドラ2・中山 徳島に恩返し!肩書は「取締役兼投手」

[ 2023年1月11日 06:00 ]

キャッチボールする中山(撮影・沢田 明徳)
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 肩書は「取締役兼投手」です。日本ハムの育成ドラフト2位の中山(四国・徳島)が千葉・鎌ケ谷で行われている新人合同自主トレで軽快な動きを披露。1メートル88、93キロで最速150キロを誇る大型右腕は「プロで活躍し会社と徳島の町に恩返しがしたい」と誓った。

 異色の経歴の持ち主だ。祖父は徳島市で一般産業廃棄物の収集・運搬などの事業を行う会社「三幸クリーンサービスセンター」を立ち上げ、父は専務を務める。指名漏れした明大卒業後に祖父の計らいで同社の取締役に就任。役員報酬という金銭サポートがあったからこそ、独立リーグで挑戦することできた。

 2年目の昨季は先発、救援にフル回転して22試合で4勝4敗3セーブを挙げプロ入りの夢をかなえた。「一日でも早く1軍で投げたい」と中山。まずは春季キャンプで“名刺代わり”の快投を見せ、支配下登録に近づく。(清藤 駿太)

 ◇中山 晶量(なかやま・てるかず)1999年(平11)2月8日生まれ、徳島県出身の23歳。鳴門では日本ハム・河野と同級生で3年連続夏の甲子園出場。3年夏の盛岡大付戦では本塁打を放つなど8強入りに貢献。明大を経て21年に四国アイランドリーグplusの徳島入り。1メートル88、93キロ。右投げ右打ち。

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2023年1月11日のニュース