ソフトB・今宮 ファンから来季の目標本塁打数を問われて即答「1本です」その訳は…

[ 2022年12月12日 05:00 ]

トークショーでファンを前に今年の漢字を「我」と書き込んだソフトバンク・今宮(撮影・岡田 丈靖)
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 ソフトバンクの今宮健太内野手(31)が11日、福岡市内の商業施設でトークショーを行った。きょう12日の「今年の漢字」発表を前に自身の漢字を我慢の「我」と記した。来季も「振らない男」継続を改めて表明し、目標には「ホームラン1本」を宣言した。

 「本音」をテーマに幕を開けたトークショー。ファンから、来季の目標本塁打数を問われると、即答した。

 「1本です。長打の欲を持たずに、我慢できたシーズンだった。低く強い打球を打つことを意識して、3割の壁に挑戦することができた。これは継続していきます」

 「プロ野球人生を左右する一年」として臨んだ今季はコンパクトなスイングを徹底して、規定打席をクリア。キャリアハイの打率・296をマークして、二塁打も自己最多の30本。「昨年はホームランを打ちたい欲で、オーバースイングになって打ち損じが多かった。今年は甘い球を一発で仕留められたのかな」と13年目で新たな“形”が見つかった。

 終わってみれば、5年ぶりのベストナインと存在感を見せつけた。それでも、余裕などはなかったという。開幕戦では代打を送られ、途中交代。その試合で同じ遊撃手の助っ人ガルビスが代打逆転サヨナラ満塁弾。チーム的には喜ばしいが「胸の奥の奥では“何やってんだ”と思った」と心が折れかけたが、信念は曲げなかった。

 「我慢強く、辛抱強くやれたし、これで土台ができた」と充実した表情の今宮。来季、32歳を迎える選手会長は決してぶれない。(福井 亮太)

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