広島・坂倉「覚悟が必要になる」 新井新監督の決断「来季は捕手一本。会沢と競争してくれ」にヤル気

[ 2022年10月17日 05:00 ]

広島・新井新監督との話し合いで、来季は捕手1本で臨むことが決まった坂倉
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 広島・坂倉が来季、捕手に専念することが決まった。新井監督が新ユニホーム発表に合わせて広島入りした前日15日に、坂倉自身が「オフがあるし、早い段階で分かった方がいい」と面談を要望。意向を伝える前に監督自ら切り出したという。

 「来季は捕手一本。アツ(会沢)さんと競争してくれ。捕手で出ない日は代打待機などを考えている…と言っていただきました」

 周知の通り、打力に非凡なセンスを持つ。先輩の鈴木(カブス)と首位打者を争った昨季は捕手と一塁を、今季は主に三塁をそれぞれ守り、中軸打者として貢献してきた。が、坂倉自身は以前から捕手志向が強く、チームの将来像を描く新井監督と考えが一致した。

 「仮にサードをやるとしたら、捕手や内野手に失礼だし、申し訳ない気持ちがあった。すっきりしました」

 正捕手定着への期待をこめたことが容易に想像できる新井監督の決断。無論、ベテランの会沢や磯村だって黙ってはいない。中村奨や石原ら若手もいる。坂倉は百も承知だ。

 「確実に出られるわけじゃない。絶対的な会沢さんもいる。そこに挑むというか、競争していくわけなので、覚悟が必要になる」

 本拠地での秋季練習ではレガースを着け、ミットを持って打球を追う。3年ぶりの捕手専念。24歳は「新井監督には“守備をしっかり”と言われたので、重点的に頑張ります」と目を輝かせた。

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2022年10月17日のニュース