【阪神・平田2軍監督語録】岡田新監督意識!? 「そらそうだよ」「そりゃそうだよ」

[ 2022年10月17日 16:10 ]

<フェニックスリーグ 阪神練習>大雨が降る中バスで球場入りした平田2軍監督は新聞を雨よけがわりに使う(撮影・岸 良祐) 
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 17日のみやざきフェニックス・リーグ、阪神―日本ハム戦(アイビー)は雨天中止となった。阪神の平田2軍監督との一問一答は以下の通り。

 ――鈴木は終盤にかけて制球面がだいぶ良くなってきた
 「だいぶじゃない。ちょっとずつ、何とか取り組んでちょっとずつ良くなってるやん。だから佐藤蓮にしても地道にキャッチボールからやっていかなきゃダメだよね。明日ヤクルトの打線もいいし、日本シリーズに向けてきている奴もいるから楽しみだな」

 ――個々が課題に向き合うリーグ
 「そうそう。もうそういうことで取り組む中でもやっぱり自分の今のレベルを把握するちゅうのも1番大切なことだからね。打てもしないのに変化球待ってましたなんて、そういうのじゃない。遠藤が最初そういう勘違いみたいなところがあって、全くバッティングになってなかったんで。そんなもん今、初球からどんどん振っていきながら。昨日も盗塁走って、自分ではこのクイックじゃアウトになるなってことを勉強していかないと。高いレベルに課題を置かれたんじゃ困るし。森木みたいにストレートの質を上げたいということで各バッターに1球しか変化球投げないとか、そういう所はまだ容認したりしてるけどな」

 ――桐敷、島田、熊谷が合流した
 「昨日4人(板山、高山、山本、木浪)帰って、この辺が試合に出てというところで来季に向けての底上げ。栄枝にしても昨日ある程度いいリードもしてたし。まあ今のところは前川が順調にいって、秋季キャンプからは守備も解禁になる可能性も出てくるんで。そういったところはまた楽しみだね」

 ――高寺が20歳の誕生日。今年は1軍、CSでのスタメンも経験した
 「もうこれは矢野監督が最後にね、しびれる所での経験が彼は課題がすごく見つかったと思う。ストレートの強い球に対してのまだまだ振りの甘さというか弱さというのが。バットコントロールとミート力というのは天性のものがあるけど、その中で強い速い球に対しての対応というのがまだまだ、これを経験できたってのは彼にとっての今年のいい経験だよ。守備にしてもまだまだ、1軍のレギュラークラスや1軍半のクラスにしたら、まだ2年目だしそりゃ課題は山積。でも今取り組んでるよ、昨日サードやっててもノックをセカンドで自分に入りにいったり、セカンドやってもショートやったりとか自分から1つのポジションだけじゃなくて。シートノックから強いボールを投げるというそういう意識は変わってきてる」

 ――小幡しかりチャンスがある
 「全員にチャンスあるんだもん。全員にチャンスある。自分は何を(アピールするか)、小幡なら足と肩、高寺ならバッティングとか。まずアピールポイントを。前川にしても今バッティング、勝負強さや一発。そういうところのアピールポイントをまず秋季キャンプで、こいつ来年レギュラーで使いたいなと思わせるための秋季キャンプにしないといけないし。1番技術的にアップする時期やからね。2月になるとやっぱり競争とかの意識がウエートを占めるけど、11月というのは結果とかではなく自分のアピールポイントをどんどんアピールできる時期なんで。体もできているしね。そういう所が楽しみだわな」

 ――岡田監督も11月の秋季練習での若手のアピールを楽しみにしていると
 「そらそうだよ。やっぱり昨日は大山と佐藤輝を(一塁と三塁で)固定するって言ったわけやろ。大山を外野じゃなくて一塁って言ったね。そしたら外野は近本以外の2つ空くかなとかさ、選手たちはそういう感覚を持ってるはずよ。(選手も意識しないといけない?)そりゃそうだよ。大山さんファーストするんだとか、外野じゃないわって言ったら、2つちょっとチャンスあるかなとかさ。色々そういうところの選手たちはやっぱり敏感だよ。固定するって発言も、サードとファーストって言ったもんね、外野じゃなくて」

 ――明日の先発は
 「川原が先発。今こうやって普段投げられない川原や鈴木というところを中心に、雨で中止になったからってこれ(登板を飛ばす)っちゅうわけにはいかないんで。昨日の佐藤蓮じゃないけど、これはもう覚悟で(使っている)。ただ、昨日佐藤とは話したけど今日もコントロールダメでした、それだけで終わってもらっちゃ困るんよ、(佐藤蓮は)それで終わってないけどね。チャレンジするのはいいけど、力足らずを認識してくれないと。そういうところや」

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2022年10月17日のニュース