斎藤佑樹氏が撮影の写真展 24日から最後の5試合を迎える札幌ドームで開催

[ 2022年9月23日 21:53 ]

斎藤氏は「みんなのドーム」と題した作品の前でポーズ
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 日本ハムは24日の西武戦から、04年の北海道移転以降19年にわたって本拠地としてきた札幌ドームでの最後の5試合を迎える。期間中、三塁側1階コンコースでは昨季まで11年間プレーした球団OBの斎藤佑樹氏(34)による写真展が開催される。23日には斎藤氏が立ち会い、作品14点のうち4点が報道関係者に事前公開された。

 「みんなのドーム」という作品は、球場本塁側の高い位置から撮影した。「現役時代に行ったことがなかった場所。俯瞰(ふかん)すると、素晴らしい球場だということ、ファンの方がいて初めてプロ野球が成り立っていることを改めて感じた」。「監督室」は“選手目線”の1枚だ。「梨田監督も、栗山監督も、ここでいろんなことを考えておられた。皆さんが知ることはないが、ここで作戦や選手の起用を真剣に考えているのを選手は感じていたので、それを撮らせてもらえればと新庄ビッグボスにお願いした」と説明した。

 引退後に立ち上げた「株式会社斎藤佑樹」の社長として「野球の未来づくり」に取り組む中、カメラを活動の一つのツールとしている。今回は球団の依頼に応じ、一日を使って球場各所を巡った。

 「思い出に浸ってしまって、ついついシャッターを切るのを忘れてしまった時間もあった」。11年4月17日ロッテ戦でのプロ初登板や、昨年10月17日オリックス戦での引退登板といった忘れ得ぬ記憶もあるが、思い出の多くを占めるのは「打たれている時、打たれてベンチに戻っている時」だという。「札幌ドームではいい思い出はそんなに多くないけど、それだけ一流の選手がいる場所でプレーできたというのは自分の誇りとして持っておきたい」と言葉を続けた。

 斎藤氏ならではの視点で撮影した作品14点。「ファンの皆さんにも、札幌ドームのいろんな思い出を振り返っていただいて、次の(来季からの本拠地)エスコンフィールド北海道への期待を膨らませてほしいと思います」と語った。

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2022年9月23日のニュース