張本勲氏「兆治が手を出すなんて今も信じられない思い」村田容疑者の暴行容疑逮捕に絶句

[ 2022年9月23日 19:24 ]

張本勲氏
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 元ロッテ投手の村田兆治容疑者が、羽田空港の保安検査場の女性検査員に肩を手で押すなどの暴行を加えたとして、暴行の疑いで現行犯逮捕された。これを受け、本紙評論家で、80、81年のロッテ時代にチームメートだった張本勲氏(82)が思いを語った。

 逮捕の一報は関係者からメールで入ってきた。現行犯逮捕と聞いて、最初は間違いだと思った。とにかく、びっくりしている。名球会の大事な仲間。残念だし、参ったなというのが率直な感想だ。

 詳しいことは分からないが、空港の検査場で何があったのか。今はコロナで検査が厳しくなっている。検査員と何か行き違いがあったのか。感情的になったのかもしれない。人間だから感情的になることはある。しかし、例えそうだとしても手を出してはダメだ。

 ただ、彼はそんな男ではない。まっとうな男で、いかなる理由があっても、感情に走って、暴行するような人間ではないんだ。今でも年間10回ぐらい行っている野球教室にもほとんど参加し、子供たちを熱心に教えている。私も何度も一緒に参加しているから、彼の性格はよく分かる。離島で野球を通じた振興活動にも熱心で、ボランティア精神も強い。

 何かトラブルがあれば、むしろ止めに入るのが彼だ。兆治が手を出すなんて、今も信じられない思いだ。
(ロッテOB、本紙評論家)

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