ヤクルト・高橋 レギュラーシーズン初完封 チームを交流戦18試合制最高勝率に導いた

[ 2022年6月13日 05:30 ]

交流戦   ヤクルト3―0ソフトバンク ( 2022年6月12日    ペイペイD )

<ソ・ヤ>レギュラーシーズン初の完封勝利を挙げた高橋(撮影・中村 達也)
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 充実感に満ちた笑みだった。ヤクルト・高橋が最後の打者・柳田を二ゴロに打ち取った。昨季の日本シリーズ第2戦では経験あるが、レギュラーシーズンでは初完封。交流戦優勝を決めた翌日の登板にも「気を緩めることなく昨日を過ごした。長いイニングを投げられて良かった」と汗を拭った。

 2年連続で和田との投げ合い。昨季はシーズン初登板だったため「緊張があったけれど、今日は投げ勝つ気持ちを持ってマウンドに立った」と譲らぬ投手戦を展開した。最速151キロの直球と、前回登板から修正した変化球で自己最多タイとなる10奪三振。6安打、118球の熱投で昨年に続き和田に投げ勝ち、自己最多5勝目を手にした。

 チームは今季2度目の5連勝で交流戦を18試合制ではいずれも12球団最高の14勝4敗、勝率・778で終えた。97年以来3度目となる両リーグ40勝一番乗りを達成。「ここからもチームは緩むことなくセ・リーグ優勝に向けて頑張りたい」と高橋。王者の風格を漂わせて、球団初の2年連続日本一への道を向かう。(青森 正宣)

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2022年6月13日のニュース