日本ハム・今川 奮起光る2号ソロだ2安打2打点だ 3番で起用に「“大執念”で試合に臨みました」

[ 2022年4月22日 05:30 ]

パ・リーグ   日本ハム5―8楽天 ( 2022年4月21日    楽天生命 )

<楽・日>5回、今川は適時打を放ちガッツポーズ(撮影・沢田 明徳)
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 2連敗の日本ハムにあって、背水の覚悟で臨んだ今川の奮起が光った。4点差を追う4回、先頭で相手先発・高田孝の真ん中寄りに入った123キロスライダーを捉えて左越えの2号ソロ。実に14打席ぶりの安打だった。

 「昨日、あんなふがいない結果だったんですけど。ビッグボスが“3番で行くぞ”と言ってくれたので、何とか期待に応えたい一心だった。“大執念”で試合に臨みました」。前日20日の楽天戦は「7番・DH」で出場も4打数無安打。最終回に2点差に迫り、一発出れば同点の場面で空振り三振で最後の打者となっていた。

 スタメン落ちも覚悟したが、試合前に新庄監督から起用を伝えられて奮起。いつも口にする「執念」を一段とたぎらせた。5回1死一、二塁では左前適時打を放ち「近藤さんと剛さん(松本)がつないでくれたので、“大大執念”で(4番の)清宮につなごうと思って打ちました」。2安打2打点、守備でも5回に本塁返球で補殺を記録してみせた。

 仲間の支えもあった。3日のオリックス戦を最後に5試合無安打。前夜は一人宿舎で悔しさを抱えながら素振りしていたところ、万波が気を利かせて声を掛けに来てくれたという。「同じポジションでライバルなのに…。“大丈夫です”って。救われました」。指揮官、そして仲間への感謝の一発となった。

 「一日一日成長した姿をアピールしないとこの先はない」と今川。執念で記録した2本の安打は間違いなく、今後に生きるはずだ。(清藤 駿太)

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2022年4月22日のニュース