阪神・ガンケル　3回零封に納得「全体的に良かった」、ブルペン要員で開幕1軍滑り込みも

オープン戦   阪神4ー2オリックス （ 2022年3月19日    京セラD ）

3回無失点の好投を見せてセーブを挙げ、ナインとグータッチを交わすガンケル（中央）
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　阪神・ガンケルが急ピッチで状態を上げてきた。腰の張りを訴えて出遅れていたが、オープン戦2度目の登板で3回零封。中継ぎ要員として開幕1軍に滑り込む可能性も急浮上した。

　「まっすぐも良くて、変化球も制球できて全体的に良かった」

　本来は2軍戦での登板予定も、天気も考慮して1軍での登板に変更。7回から2番手でマウンドに上がると、オリックス打線を寄せつけなかった。被安打1、アウト9個のうち内野ゴロ5個と持ち味を存分に発揮。腰に関しても「状態は良かった」とうなずいた。

　開幕後のローテ入りを目指しており、次回に関して本人は2軍戦で「5回を目指したい」と口にしたが、矢野監督は別のプランにも思案をめぐらせた。ブルペン待機で開幕1軍入りさせる案に「もうちょっと考えさせてくれよ」と返答を“保留”。開幕投手の青柳がコロナ感染で離脱し、リリーフ左腕の及川も開幕絶望と台所事情は苦しい。右肩上がりの助っ人が切り札になるかもしれない。