日本ハム・新庄監督　支配下契約を結んだ古川侑に「開幕投手あるんじゃないか。ははは」

新庄監督（左）とビッグボスポーズで写真に納まる古川侑（中）。右は武田投手コーチ（撮影・高橋茂夫）
Photo By スポニチ

　日本ハムと支配下選手契約を締結した古川侑利投手（26）が20日、札幌市内で会見に出席した。参加した新庄剛志監督（50）と、武田勝投手コーチ（43）にも祝福された右腕は「育成という立場で入団させていただいて、“こんなところで終わってたまるか”という気持ちで、その一心でキャンプからきょうまでやってきたので、本当に素直にうれしいです」と語った。

　昨年オフに巨人を戦力外。絶望のふちに立たされた右腕をもう1度、奮起させてくれたのが家族の存在だった。感謝を伝えたい人を問われると、古川侑は「やっぱり家族が1番ですね。奥さんと昨年6月に娘も生まれたので、その2人には本当に感謝しています」。妻に背中を押されて参加した12球団合同トライアウトで、新庄監督の目に留まった。

　指揮官は「トライアウトで初めて古川君を見た時『なぜここの場にいるんだ。なんで彼はここなんだ』。もう、その時点で獲るって決めて。練習態度やマウンドでの気迫。1回目見た時に即1軍で使えると判断して」と、支配下契約に至った経緯を語った。オープン戦でも4試合に登板し、合計6回4安打2失点（自責0）と結果を残した右腕に「開幕投手あるんじゃないかな？ははは」と、冗談交じりに大役も示唆した。