長崎日大 タイブレーク13回に力尽きる 29年ぶりのセンバツ勝利はならず

[ 2022年3月20日 14:57 ]

第94回選抜高校野球大会第2日第2試合 1回戦   長崎日大2―6近江 ( 2022年3月20日    甲子園 )

<長崎日大・近江>近江打線相手に力投する長崎日大・種村(撮影・大森 寛明)
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 第94回選抜高校野球大会第2日は20日、阪神甲子園球場で1回戦が行われた。第2試合では長崎日大(長崎)が近江(滋賀)に延長タイブレークの末、2―6で敗れた。

 序盤はランナーを出しても後が続かなかった長崎日大だが、6回に近江のプロ注目右腕・山田を攻略した。2死二塁の好機、主将の4番・河村が前進守備のレフトの頭上を越える適時二塁打を放ち、待望の先取点。さらに5番・白川も右越え適時二塁打で続いて、リードを2点とした。

 しかし、勝利目前の9回に同点とされて延長戦に。さらにタイブレークをとなった13回、失策や暴投が重なって4失点で万事休す。初出場した93年以来となる選抜勝利を目前としながら、惜しくも涙を飲んだ。

 ▼長崎日大・平山清一郎監督 あと一歩でしたけどね。粘り切れませんでした。勝ち切れませんでした。近江高校の粘りが素晴らしかったです。急きょ、相手は変わってしまったけれど、自分たちのできることをやろうと言って、選手たちを送り出しました。種村はひと冬越えて本当に成長してくれたと思います。ただ、相手の山田投手、注目の投手で力があることは分かっていたけれども、想像以上に素晴らしい選手でした。ただ、学校として久しぶりに甲子園に戻ってきたので、この経験を夏に生かしたいと思います。

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