阪神新助っ人に“ネバネバ”で急接近 生え抜き13年目・秋山が作るワンチームの空気

[ 2022年3月12日 08:36 ]

ケラー、ウイルカーソンのツーショット撮影に映り込もうとする秋山
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 阪神のカイル・ケラー投手(28)とアーロン・ウィルカーソン投手(32)が来日し、チームに合流した。それぞれ守護神、先発ローテ候補として期待される新助っ人コンビ。そんな2人の活躍を支える“キーマン”となりそうな存在がいる。13年目の秋山は前日10日の夜に自身のツイッター更新。「k.kとウィルクに納豆を食べさせたのは僕です!k.kは普通に食べれたけどウィルクは香りから嫌な顔してて納豆の糸が髭にめちゃ絡まってました。次食べてもらうべき日本料理ってなんですか?」とつぶやいた。もちろん「k.k」とはケラーのことで、「ウィルク」とはウィルカーソンのこと。練習後のランチタイムで、米国では馴染みの薄い納豆を2人にすすめたそうだ。ウィルカーソンは、入団会見後の取材で「お昼ご飯の時に納豆を試しまして、うーん…っていう感じです」と苦笑いを浮かべた。

 2人に限ったことではなく、秋山はこれまでも外国人選手と積極的にコミュニケーションを図って、チームに溶け込む手助けをしてきた。3年目のガンケルが入団した直後にも「ガンク」の愛称を定着させ、沖縄での春季キャンプ中には帰阪後にステーキを食べに行く約束を取りつけていた。今では再来日する度にガンケルから毎回、キャップなどのお土産を贈られる仲だ。

 その姿勢やコミュニケーションを見ていると、日本人と助っ人の垣根を取り払い“ワンチーム”の一体感を濃くする意識が感じられる。09年ドラフトで入団し、生え抜き13年目。タテジマを知り尽くす背番号21が果たす役割はマウンドで白星を積み上げるだけではなさそうだ。(遠藤 礼)

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2022年3月12日のニュース