「1年生の佐々木」は金光大阪にもいるぞ!注目集める花巻東・麟太郎に負けない聖地での大暴れ誓う

[ 2022年3月9日 05:30 ]

練習試合   金光大阪20ー1大冠 ※特別ルール ( 2022年3月8日    金光大阪グラウンド )

<金光大阪・大冠>3回無死一塁、投前にセーフティーバントを決め一塁へ頭から滑り込んだ金光大阪・佐々木駿弥
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 第94回選抜高校野球大会(18日から13日間、甲子園)に出場する金光大阪にも「1年生の佐々木」がいる。大冠との練習試合に「1番・遊撃」で出場した佐々木駿弥が2打数2安打2四死球1犠飛の打率10割で聖地へ弾みをつけた。

 「1番として、1打席目から二塁打でチャンスをつくれたことが良かったです」

 初回初球の外角直球を右翼線へ二塁打。先制の本塁を踏み、3回無死一塁では投前へ絶妙なセーフティーバントを決めた。今春選抜で大きな注目を集める花巻東・佐々木麟太郎と同学年で同姓。ただし、右打ちの小兵でタイプは正反対だ。昨秋の8番から今春は1番を任されることが濃厚で、「彼はめちゃくちゃすごい選手ですが、自分も少しでも知ってもらえるように」と負けない活躍を誓った。

 6人きょうだいの末っ子で、3人の兄は全員、金光大阪の野球部出身。近年では三男・慶矢さんが19年夏に府大会決勝まで進んだ末に全国制覇した履正社に敗れるなど、3人とも甲子園の舞台には届かなかった。「1番が打てば流れは来る。兄の思いも背負って頑張りたい」。大会第3日の第2試合で日大三島(静岡)と対戦。一家の悲願をかなえ、聖地を踏みしめる日が待ち遠しい。(北野 将市)

 ◇佐々木 駿弥(ささき・しゅんや)2005年(平17)10月11日生まれ、大阪府守口市出身の17歳。佐太小2年から大阪北ボーイズで野球を始め、庭窪中では淀川ボーイズに所属。金光大阪では1年秋から背番号6でレギュラー。1メートル66、66キロ。右投げ右打ち。

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2022年3月9日のニュース