高橋光成「特別なマウンド」天を仰ぎ4失点9敗目 降板後にはベンチ裏で松坂から“バトン”受け取った

[ 2021年10月19日 21:27 ]

パ・リーグ   西武―日本ハム ( 2021年10月19日    メットライフD )

5回無死一、二塁、野村(左)に勝ち越し3ランを打たれ天を仰ぐ高橋(撮影・尾崎 有希)
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 今季11勝を挙げている西武の高橋光成投手(24)が19日、松坂大輔投手(41)の現役ラスト試合の3番手として日本ハム戦に登板。必勝を期し2回からマウンドに上がったが、5回までの4イニングを95球8安打6三振4失点で9敗目を喫し偉大な先輩の引退登板を勝利で飾ることはできなかった。

 気合が空回りした。偉大な憧れのレジェンドと同じマウンドに上がった高橋は「今日は松坂さんが先発された日ということもあり、特別なマウンドでした。めちゃめちゃ気合が入りました。真っすぐは良かったですが、抑えなくてはダメ。(うまくいかない時に)どう打ち取り、どう粘っていくかというのは今後の課題にしたいです」と納得のいかないピッチングを反省。それでも、降板後はベンチ裏で松坂と長く言葉も交わし「今日は簡単に言葉に言い表せない日でした。本当に貴重な時間を過ごさせていただきましたし、またいろいろな話を聞きたいです。僕は野球で結果を残して、松坂さんに恩返しをしたいです」とレジェンドからのバトンをしっかりと受け取り、西武投手陣の未来を担うべく前を向いた。

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