松坂大輔 右肩痛めたのはアクシデントだったこと明かす レ軍時代の08年「足を滑らせて、とっさに…」

[ 2021年10月19日 14:00 ]

ユニホーム姿で臨んだ引退会見で涙ぐむ松坂(撮影・尾崎 有希)
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 今季限りで現役引退する西武の松坂大輔投手(41)が19日の日本ハム戦(メットライフドーム)を前に引退会見を行い、現役生活を振り返った。

 「ホントに長くプレーさせてもらいましたけど、半分以上は故障との戦いだったと思いますし、最初の10年があったからここまでやらせてもらった。僕みたいな選手はなかなかいないと思う。一番良い思いも、どん底も経験した選手はいないと思う」と述べた。

 自信を持って投げられた最後の時として「2008年ぐらいですかね。今でも忘れないというか細かいことは覚えていないけれど、2008年の5月か6月か」とレッドソックス時代を挙げた。

 「チームがオークランドで遠征中で、その前の試合で投げてブルペンの日。ロッカーからブルペンに向かう途中で足を滑らせた。とっさにポールのようなものをつかんだ。その時に右肩を痛めてしまって、そのシーズンは大丈夫だったが、オフからいつもの肩の状態じゃなく、そこから肩の状態を維持するのに必死だった」と明かした。

 フォームが大きく変わりだしたのは「2009年ぐらいだった」という。「痛くない投げ方、痛みが出ても投げられる投げ方を探し始めた。その時には自分が求めるボールは投げられてなかったですね。それからはその時その時の最善策を見つける、その作業ばかりしていました」と苦しんだ日々を回想した。

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