松坂に“西口流”贈る言葉 同じプロ野球人生四球締めに「ストライクが1球多いので僕の勝ちかな(笑い)」

[ 2021年10月19日 18:39 ]

パ・リーグ   西武―日本ハム ( 2021年10月19日    メットライフD )

近藤との勝負を終え降板した松坂(左)は辻監督から出迎えられ、この表情(撮影・尾崎 有希)
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 今季限りで現役を引退する西武の松坂大輔投手(41)が19日の日本ハム戦(メットライフドーム)に先発登板。日米通算377試合目の引退登板で、横浜高の後輩でもある日本ハム・近藤健介外野手(28)と対戦した。

 これが今の松坂の全て――。1ストライク3ボールから投じた5球目が近藤の内角に外れる。「松坂大輔」最後の登板が終わった。野手全員と握手を交わし、日本ハムベンチに駆け寄り一礼した松坂は笑顔でベンチに引き揚げた。

 現役時代に松坂と一緒にプレーした西武・西口投手コーチは、引退試合となった右腕に「最後にこういう形で、マウンドで投げる大輔の姿を見守ることができて良かったです。いい時もあれば悪い時もあったと思いますが、いろいろなことを乗り越えて23年間よく頑張ってくれました」としみじみ。四球でプロ野球人生を終えることになった松坂に「最後は僕と同じ四球でしたね。大輔は(カウント)3―1から、僕は3―2から。ストライクが1球多いので僕の勝ちかな(笑い)。本当にお疲れ様でした」とユーモアと愛のあふれた言葉で可愛い後輩をねぎらった。

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