日本ハム守護神・杉浦が3点リード守れず痛恨ドロー　栗山監督「クローザーを出せば信じていくだけ」

パ・リーグ   日本ハム3―3ロッテ （ 2021年8月24日    札幌ドーム ）

＜日・ロ11＞3点を守れず同点を許した守護神の杉浦（撮影・高橋茂夫）
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　日本ハムは3点リードの9回に守護神・杉浦を投入したが、3失点して同点とされ、今季12度目の引き分けに終わった。栗山監督は「しっかり勝ちきれるようにやっていきます。まだまだやるべきことがいっぱいある」と厳しい表情で振り返り、杉浦についても「クローザーを出せば信じていくだけ」と話した。

　先発のバーヘイゲンは4回2安打無失点、6奪三振とほぼ完璧な内容。しかし、ここまで長い回を投げてきていないこともあり、栗山監督は「球数が決まっていた」と56球で継投に入った。2番手以降の井口、宮西、堀、B・ロドリゲスは無失点でつないだが、守護神・杉浦が誤算だった。

　9回先頭の藤岡に中前打を浴びると、続く田村に左翼線へ適時二塁打。その後、安田、岡を連続三振に仕留めて2死までこぎつけたが、荻野に左中間を破る適時二塁打を打たれて1点差に迫られると、その後2死一、二塁から中村奨に同点の右前打を許した。

　打線は3回までに3点を奪ったが、3回以降は無得点に終わった。4回2死満塁では浅間が見逃し三振に倒れると、5回は1死一、二塁で西川が走塁死、王柏融が空振り三振。7回1死三塁では西川、野村が凡退し、8回2死二、三塁では中島が三ゴロと好機を逃し続けて追加点を奪えなかったことも響いた。栗山監督も「そういうふうに言われても仕方ないゲーム」と悔しそうだった。