長曽根ストロングスが史上最多7度目V 山口逆転サヨナラ打「6年生に優勝させてあげたい気持ちで打席に」

[ 2021年8月24日 05:30 ]

高円宮賜杯第41回全日本学童軟式野球マクドナルド・トーナメント最終日決勝   長曽根ストロングス4―3北名古屋ドリームス ( 2021年8月23日    ハードオフ新潟 )

<長曽根ストロングス・北名古屋ドリームス>逆転サヨナラ打を放った山口(中央・背番号18)を迎える長曽根ストロングスの選手たち
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 ハードオフ新潟で決勝が行われ、長曽根ストロングス(大阪)が北名古屋ドリームス(愛知)に逆転サヨナラ勝ちし、5年ぶりで最多を更新する7度目の優勝を飾った。6回に2点を返した後、1点を追う土壇場の7回2死満塁から4番に座る山口寛太投手(5年)が右前に逆転2点打を放ち、劇的な幕切れで頂点に立った。

 これぞ、王者の底力だ。2―3で迎えた7回2死満塁。5年生の4番・山口はカウント1―2から狙い通り、外角の球を右方向に流し打った。ライナー性の打球は前進守備の右翼手をワンバウンドで強襲する2点打。逆転サヨナラだ。「6年生に優勝させてあげたい気持ちで打席に入りました。うれしいです」と声を弾ませた。

 山口は投げても先発で5回1失点。7回にも救援して無失点に抑え、自らの逆転サヨナラ打につなげた。「投球のセンスがいいし、バッティングも勝負強い」と熊田耐樹監督も目を細める活躍だ。

 5年ぶり7度目の全国制覇。「完全試合&サヨナラ勝ち」で制した2016年決勝を思い出させるドラマとなったが、来年6年生となる山口はさらに上を目指す。「もっと強いチームをつくって決勝もボロ勝ちしたい」と常勝を誓った。

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2021年8月24日のニュース