高松商・長尾監督「ウチにもイチローさんが来てほしい」 出直し誓う 次期主将には浅野を指名

[ 2021年8月24日 14:34 ]

第103回全国高校野球選手権 3回戦   智弁和歌山5-3高松商 ( 2021年8月24日    甲子園 )

<高松商・智弁和歌山> 左中間へソロ本塁打を放ちガッツポーズの高松商・浅野 (撮影・亀井 直樹)
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 土壇場で意地を見せた。高松商は8回まで智弁和歌山の先発・中西の好投に苦しんで、6回に2番・浅野が左越弾で1点を奪うのが精いっぱい。ところが4点を追う9回2死から猛攻を見せた。途中出場の山田が四球を選ぶと、6番・末浪が中前打、7番・山崎が死球で続いて満塁。8番・向井の遊ゴロが相手失策を誘い、2点を返して、中西を降板に追い込む。なお、2死一、二塁の同点機。しかし、最後は智弁和歌山の2番手・伊藤の前に代打・大坪が遊ゴロに倒れた。

 長尾健司監督は「5点勝負と言っている中で、ある程度そういうゲームができましたし、そのあたりはよく頑張った。ただ、序盤の(3回に失った)3点が痛かったですね」と悔しがる。昨秋の練習試合では0―1の敗戦だったが「イチローさんに教えられたことで、智弁和歌山は強くなった。ウチにも来てほしい」とラブコールを甲子園から送った。

 試合後のオンライン会見中には次期主将に本塁打を放った浅野を指名。「あす、もう球場を取っているので、しっかりチームをつくり直します」と長尾監督は出直しを誓った。

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2021年8月24日のニュース