阪神・梅野「イメージを大きく覆された」田中将との出会いが“準備力”を強固にさせた

[ 2021年8月24日 05:30 ]

<侍ジャパン・巨人>強化試合で田中将(右)とバッテリーを組んだ阪神・梅野(中央)
Photo By スポニチ

 <記者フリートーク 阪神担当・遠藤 礼>

 阪神・梅野が巨人との強化試合、米国との決勝トーナメント準々決勝の2度の先発マスクでバッテリーを組んだのが田中将だった。ヤンキースでもエースを担った偉大な存在。「大胆にゲームの中で感覚をつかんでいく方なのかな」というイメージは大きく覆された。

 「一球一球の細かい意図を持っていて。ここに投げて、こう打ち取るという狙いも。本当に繊細で、丁寧に投げるピッチャーで、準備力が本当に凄かったです」

 バッテリーミーティングはもちろん、その後も個別に打者へのアプローチを確認する時間が新鮮で刺激的だった。「メジャーであれだけやってきた人でも、そこは怠らない。その部分を知れただけで自分にとってはすごく勉強になりました」

 日々、梅野を取材していると「準備力」という言葉を何度も耳にする。田中将との出会いは、背番号2の芯にあるものをより強固にさせた。

続きを表示

2021年8月24日のニュース