女子野球初の甲子園開催に元日本一メンバーで審判員の岩男香澄さん感慨「凄いな、うれしいな」 

[ 2021年8月24日 05:30 ]

神奈川県野球連盟で審判を務める岩男香澄さん

 蒲田女(東京)時代の10年春に第11回全国高校女子硬式野球選抜大会で日本一に輝き、現在は神奈川県野球連盟所属で審判を務める岩男(いわお)香澄さん(28)が女子大会初の甲子園開催を喜んだ。

 「凄いな、うれしいなという気持ち。いろいろな方のご尽力があり、開催することができたと思います」

 小1で野球を始め、女子硬式野球部のある蒲田女へ進学。2年春には主に「5番・一塁」で初の日本一に輝いた。決勝はエープリルフールの4月1日。「友達や親に言っても信じてもらえなかった」という。選手を引退した3年夏から審判員になり、今夏は神奈川大会2回戦の湘南工大付―戸塚戦で初めて球審を務めた。

 11年前の舞台は兵庫県丹波市の運動公園内の球場。チームメートに「近くで同じ時期なのに(男子は)甲子園っていいよね」と漏らした思い出があり「“女子も熱い試合をやっている”というプレーを見せてくれた」と感慨に浸った。(柳内 遼平)

 ◇岩男 香澄(いわお・かすみ)1993年(平5)1月23日生まれ、横浜市出身の28歳。小1から「横浜中央リトル」で野球を始める。東永谷中では女子硬式野球の「オール京急」でプレー。蒲田女(東京)では2年春に同校初の全国制覇に貢献。3年夏から野球審判員を始め、現在は神奈川県野球連盟に所属。

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2021年8月24日のニュース