智弁和歌山 高松商に粘り勝ち 初戦は不戦勝…1カ月ぶり実戦でも試合の主導権渡さず

[ 2021年8月24日 12:31 ]

第103回全国高校野球選手権 3回戦   智弁和歌山5-3高松商 ( 2021年8月24日    甲子園 )

<高松商・智弁和歌山>3回1死一、二塁、智弁和歌山・徳丸が右へ適時二塁打を放つ (撮影・亀井 直樹)
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 第103回全国高校野球選手権大会の第11日は24日、甲子園球場で3回戦が行われ、4大会連続出場の智弁和歌山(和歌山)が2大会連続出場の高松商(香川)を5-3で下した。

 智弁和歌山は初戦が不戦勝となったため、11日目での初戦。約1カ月ぶりの公式戦となる点がポイントだったが、結果的には何の問題もなかった。3回、1死一、三塁で3番・角井が右前に運んで先制。続く4番・徳丸の右翼線を破るツーベース、5番・岡西の中犠飛で1点ずつを加えて、3点のリードを奪う。5回と8回にも1点を加えて、最後まで試合の主導権を渡さなかった。

 投げてはエース右腕の中西が9回途中まで3失点。140キロ台の直球に多彩な変化球をまじえ、高松商打線を翻ろう。9回に2点を返されたが、最後は2番手・伊藤が抑えて逃げ切った。

 高松商は6回に2年で主砲の2番・浅野が左越えに放り込んで1点を返すと、土壇場の9回にも2点を加えて追い上げたが、惜しくも及ばず。夏の大会では51年ぶりとなるベスト8には届かなかった。

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