阪神・二保 天国に捧げた1勝「少しは恩返しできたのかな」 高校時代の恩師が先月27日に他界

[ 2021年8月14日 22:11 ]

セ・リーグ   阪神9ー3広島 ( 2021年8月14日    京セラD )

<神・広(12)>移籍後初勝利を挙げた阪神・二保は、ウイニングボールを手にガッツポーズ(撮影・椎名 航)
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 移籍後初勝利を挙げた二保は、亡き恩師への感謝を口にした。母校・九州国際大付で監督だった若生正広氏が7月27日に70歳で死去。「自分の中で(監督が)助けてくれた部分はあったように思うので。ここで1勝できて少しは恩返しできたのかなと思う」と、うなずいた。

 6回に2被弾し途中降板も粘って最低限の役割は果たす力投。「オヨ(及川)があそこは2イニングいくことになってしまいましたし。僕が抑えて1イニングだけっていうのをやっていかないといけない」と反省の言葉が口をついて出た。試合後、「阪神タイガースに二保が来てくれて良かったと言ってもらえるように頑張ります」と意気込むと、横を通った矢野監督が「二保が来てくれて良かったよ。サンキュー」と答える場面も。新天地での1勝は忘れられないものになった。

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2021年8月14日のニュース