東京五輪 野球日本代表が金メダル獲得 悲願達成までの苦闘の歴史

[ 2021年8月7日 22:06 ]

東京五輪 野球決勝   日本2-0米国 ( 2021年8月7日    横浜スタジアム )

<東京五輪・野球 日本・米国>胴上げされる稲葉監督(撮影・小海途 良幹)
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 五輪野球での日本は、正式競技となった92年バルセロナ大会以降、金メダルに届いていなかった。

 公開競技として五輪の舞台で野球が行われた84年ロス五輪では松永怜一監督の下、金メダルを獲得。同じく公開競技だった88年ソウル大会は銀メダルだった。

 92年バルセロナ大会から正式競技種目となり、アマで代表が編成され銅。同じくアマで臨んだ96年アトランタ大会は銀メダルだった。さらに、00年シドニー大会からはプロアマ混成となって松坂大輔らプロ8人が参加したが4位で初めてメダルを逃した。初めてオールプロでの代表を編成した04年アテネ大会で銅メダルを獲得したが、08年北京大会では4位で再びメダルを逃した。

 オールプロで臨んでもなかなか手が届かなかった金メダル。今回の東京大会は、正式競技でかつプロ選手参加大会では初めての決勝進出で、悲願を達成した。

 <野球日本代表の五輪成績>
84年 ロサンゼルス 金(監督:松永 怜一)
88年 ソウル 銀(監督:鈴木 義信)
92年 バルセロナ 銅(監督:山中 正竹)
96年 アトランタ 銀(監督:川島 勝司)
00年 シドニー 4位(監督:大田垣 耕造)
04年 アテネ 銅(監督:長嶋 茂雄、中畑 清)
08年 北京 4位(監督:星野 仙一)

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