北京五輪ヘッドコーチの田淵幸一氏も侍の金獲得に「涙腺が緩んだ」天国の星野仙一氏も「喜んでいる」

[ 2021年8月7日 22:20 ]

08年北京五輪のカナダ戦、稲葉(手前)を出迎える(右から)田淵幸一ヘッド兼打撃コーチ、星野仙一監督
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 野球日本代表「侍ジャパン」が決勝で宿敵・米国を下し、悲願の金メダルを獲得した。1次リーグから無傷の5連勝で、五輪での金メダルは公開競技だった1984年ロサンゼルス大会以来37年ぶり2度目。正式競技、プロ選手参加となってからは初の快挙となった。08年北京五輪で侍ジャパンのヘッドコーチとして星野仙一監督を支えた田淵幸一氏(74=本紙評論家)が、亡き星野氏への思いとともに今回の優勝の喜びを語った。

 天国の仙ちゃんも笑顔で喜んでいることだろう。それが何よりうれしい。08年北京五輪はメダルなし。そしてこの日、侍ジャパンが金メダルを獲得したのを見て、星野監督が悔しがっていた当時の姿が目に浮かんだよ。あの時の悲壮な顔は忘れられない。13年後。見事に雪辱してくれた。私自身、勝利の瞬間には思わず涙腺が緩んでしまった。

 私自身が捕手とあって甲斐に注目していたが、準決勝の韓国戦の8回に選んだ四球は物凄くインパクトがあった。2死一、二塁から粘って歩いて1番・山田につなぎ、そして決勝の3点二塁打。「後ろの仲間につなごう」との強い思いをどの選手もが持っていた。これは野球で最も大切なこと。それが金メダルにつながったと思う。

 稲葉監督は私の法大の後輩。重圧の中、最高の結果を出した。彼は人心掌握術が素晴らしい。褒めてやる気を出し、選手を信じる。選手への深い愛情は星野監督とそっくりだ。心からおめでとうと言いたい。 

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