「1番ギータ」から始まる全パ恐怖打線 自信満々の工藤監督、自分なら「3回KOでしょうね」

[ 2021年7月16日 05:30 ]

全パを率いる工藤監督

 全セを率いる巨人・原監督が不意に発表した第1戦のスタメン発表から一夜明けた15日。全パのソフトバンク・工藤監督が、第1戦のスタメンをオンラインで発表した。現役時代に投げることを想定した“恐怖打線”だ。

 「いやー、嫌ですよー。(1~9番まで)ずっと嫌ですね。この打線は3回KOでしょうね。3回持てばいい方。1イニングで5点くらいは取られそう」

 NPB通算224勝を挙げた名左腕が恐れおののくオーダーは、14日の時点で骨組みはできていた。ただ、原監督の“サプライズ発表”を受け、同日の楽天戦後に最終的に完成させ、納得に至ったという。

 「1番・中堅」の柳田から始まる打線。柳田は球宴初出場の14年の第2戦でMVPを獲得しており、縁起も良し。「彼は足も速いし森くんの長打で戻ってこられる。ギータの出塁で初回から得点できたら」と鷹戦士から先手必勝に持ち込む。

 第1戦は西武の本拠地だけに、地元の強打者も4人並べた。「西武勢もいて、ファンの皆さんが“オーッ、これがパ・リーグか!”と思ってもらいたいと、考えに考えた」。さらに、今季のソフトバンクが再三苦しめられてきたオリックス・吉田正にロッテのDHレアード、マーティン。このトリオで今季56本塁打は全セに脅威だ。

 8番には14日の前半最終戦で10号を放ったばかりの自チームのベテラン、松田を投入。「期待はずっと込めています。お祭り男ですので弾みが付くよう打ってもらえたら」。打線に絶対の自信を持って初戦に臨む。

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