専大松戸のエース深沢鳳介が好救援で16強 春夏連続甲子園出場へ「甲子園で勝たないと意味がない」

[ 2021年7月15日 13:44 ]

全国高校野球選手権千葉大会4回戦   専大松戸8―1千葉経大付 ( 2021年7月15日    柏の葉 )

<専大松戸・千葉経大付>5回途中から救援登板した専大松戸のエース・深沢(撮影・川島 毅洋)
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 春夏連続の甲子園出場を狙う専大松戸が16強入りを果たした。

 4―1の5回無死一塁の場面でエース・深沢鳳介(3年)が2番手で登板。5回を投げ2安打無失点、5三振を奪う力投を見せ「準備はしていた」と淡々と振り返った。

 今春センバツでは1回戦で中京大中京(愛知)に0―2の惜敗を喫した。「いいゲームだったと言われますけど、甲子園で勝たないと意味がない。あの舞台で勝つことが目標なので、もう一度戻りたい」と意欲を見せた。

 今秋ドラフト候補に挙がるサイド右腕は最速143キロを計測。この日は5球団のスカウトが視察に訪れ、DeNA・河原隆一編成部スカウティングディレクターは「春よりもスピードも出てきて、切れも良くなった」と評価した。

 持丸修一監督は「(深沢は)普通じゃないですか。一試合一試合勝つしかない。点差の割には厳しい試合。夏は甘いもんじゃない」と引き締めた。(川島 毅洋)

 ◇深沢 鳳介(ふかざわ・おうすけ)2003年(平15)11月5日生まれ、東京都江戸川区出身の17歳。第四葛西小1年から「雷サンダース」で野球を始め、上一色中では軟式野球部に所属。専大松戸では1年秋からベンチ入り。名前の読みは母・由紀さんが好きだったテレビドラマ「やまとなでしこ」で堤真一が演じた中原欧介が由来。1メートル77、75キロ。右投げ右打ち。

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