杉本正氏 ソフトバンク・東浜ら本調子にない投手は中断期間が重要 長いイニングへの適応へ強化必要

[ 2021年7月15日 07:45 ]

パ・リーグ   ソフトバンク2-4楽天 ( 2021年7月14日    ペイペイD )

杉本正氏
Photo By スポニチ

 【杉本正 視点】東浜は球に力はあったが、全体的に高くヒットゾーンへ飛ばされてしまった。さらにシンカーを思うように操れず、カットボール頼みでは苦しい。前半戦最後をしっかり締めたいという意識からか、力みで狂いが生じていたように見えた。

 東浜ら本調子にない投手たちは、後半戦までの約1カ月が大事になってくる。先発陣は中6日前後で100球程度を投げ、長いイニングを投げられるようにする強化が必要。非公式試合は結果にとらわれずに済むので、東浜の場合ならシンカーの精度を上げるといったように、各自が課題に取り組むべきだ。

 前半戦で苦しんだ要因だった打線は、グラシアル、デスパイネの離脱が大きな痛手だった。ただ、三森、野村の活躍など明るい材料はある。攻撃陣も同様に五輪ブレークを有効に活用し、勝率5割からの巻き返しにつなげてほしい。

続きを表示

2021年7月15日のニュース