秋田中央 湊―野呂田“あうんの呼吸”完封、保育園から同級生 小5でバッテリー

[ 2021年7月15日 05:30 ]

第103回全国高校野球選手権秋田大会3回戦   秋田中央8―0十和田 ( 2021年7月14日    こまちスタジアム )

<十和田・秋田中央>試合後、肩を組み、笑顔で記念撮影に臨む秋田中央・野呂田(左)と湊(撮影・河野 光希)
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 まさにあうんの呼吸。秋田中央を大勝に導いたのは、保育園から一緒で小学5年からバッテリーを組んできたエース右腕の湊優成(3年)と、主将で捕手の野呂田漸(ぜん=3年)だった。

 下手投げの湊は80キロ台のカーブをコーナーに投げ分け、公式戦初となる9回完封勝利。コールドでの完封経験はあるが「ストライク先行の投球ができた」と胸を張った。野呂田は1年夏の甲子園でスタメン出場した秋田を代表する捕手。巧みなリードだけでなく、初回に決勝の右前打も放ち「良い形で先制できた」と笑顔で語った。

 19年夏の甲子園は初戦で敗れただけに湊は「目指しているのは甲子園での校歌。一戦必勝で頑張っていきたい」と言葉に力を込める。72年夏以来の甲子園での白星を目指し、着実に歩を進めていく。(柳内 遼平)

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2021年7月15日のニュース