ヤクルト奥川 679日ぶり甲子園で力投、プロ最長タイ7回4安打1失点

[ 2021年7月1日 20:43 ]

セ・リーグ   ヤクルト―阪神 ( 2021年7月1日    甲子園 )

<神・ヤ12>7回2死二塁、中野を三振に打ち取り、笑顔を見せる奥川(撮影・平嶋 理子)
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 ヤクルト・奥川恭伸投手(20)が679日ぶりの甲子園でプロ最長タイ7回を4安打1失点と好投した。星稜のエースとして準優勝した19年8月22日以来、プロでは初の聖地でのマウンドで躍動した。

 「今日は全体的に調子が良く、自分の意図した球が多く投げれました。(捕手の)古賀さんにも助けてもらい試合をつくることができました」

 初回2死からマルテに左前打を浴びるも、サンズを遊ゴロに打ち取ると波に乗った。直球、変化球をコーナーに配してストライク先行。2回には佐藤輝から149キロの高め直球で空振り三振を奪った。星稜時代は12試合で防御率1・55と圧倒した甲子園で、2回から5回までは完全投球を披露した。

 天を仰いだのは0―0の6回。先頭の梅野に粘られた末の7球目、中に入ったスライダーを左翼席最前列へ運ばれた。ガンケルとの緊迫した投手戦で先制点を許し、「あのホームランだけが悔いが残ります」と反省した。

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