阪神・中野「昨日ミスがあったので、取り返したい気持ちで」 汚名返上3安打 

[ 2021年5月31日 05:30 ]

交流戦   阪神9-8西武 ( 2021年5月30日    メットライフD )

<西・神> 4回、中野は右前適時打を放つ (撮影・後藤 大輝)
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 圧巻の挽回ぶりだった。5月7日のDeNA戦以来となる4度目の猛打賞。前夜は“戦犯”となった中野が汚名返上を成し遂げた。

 「昨日のミスがあったので、何としても取り返したい気持ちで試合に臨んで、それがいい結果につながった。まだ捉えきれてない部分はあるけど、持ち味の積極的な打撃を継続していきたい」

 攻めの姿勢が、実を結んだ。初回は1死から中前打で出塁。続くマルテへの3球目には今季7個目の盗塁を決めた。すでに2安打を記録して迎えた4回には価値ある打点も叩き出した。1点差に迫って、なおも1死一、三塁の第3打席。高めの速球を右前へはじき返した一打は、値千金の同点打となった。

 前日29日の西武戦では、1点を追う8回の打席で犠打を失敗。敗戦に直結したミスを糧に、この日は同じ8回の打席でプロ初となる犠打を決めた。「失敗はあるんだし思い切ってやれと言われた。楽しめと言われたことを出せて良かった」。試合前に矢野監督から背中も押されていた。再び笑顔を取り戻した若虎。成長した姿を見せ、勝利に貢献した。(山本 浩之)

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2021年5月31日のニュース