阪神・青柳 有観客再開で「ファンに良い姿見せたい」 12日の今季甲子園初登板へ気合

[ 2021年5月11日 05:30 ]

マウンドの感触を確かめる青柳(手前)と西勇(撮影・坂田 高浩)
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 待ちに待った聖地での出番だ。12日の中日戦に先発する阪神・青柳が、今季7度目の登板にして初めて甲子園のマウンドに上がる。10日は同球場での指名練習に参加し、ブルペン入りして調整した。

 「自分自身、今年初めての甲子園での登板ですし、ホームの京セラドームは登板がありましたが、甲子園となるとまた違った雰囲気になると思う」

 開幕からローテーションの一角として奮闘している右腕も6試合中5試合がビジター。ホームは京セラドームでの登板1度だけだった。4月17日のヤクルト戦で予定されていた21年初マウンドも雨天中止。ローテーションが再編されて、幻に終わっていた。

 ようやく巡ってきた慣れ親しんだ場所での先発へ気合はみなぎる。さらに、12日は上限5000人での有観客開催が再開となる一戦。満員とはいかないものの、スタンドから受ける声援は快投の助けとなるはずだ。

 3戦連続で白星に見放されており、目下2連敗。だが、自身最長となる5試合連続クオリティースタートと安定感に陰りは見えない。「試合に勝ってファンの皆さんに良い姿を見せることができれば良いと思います」。首位を快走するチームの勢いを継続させるべく、約1カ月ぶりとなる3勝目を狙う。(遠藤 礼)

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2021年5月11日のニュース