阪神・矢野監督 巨人とのメモリアル3連戦への思い明かした!「ジャイアンツ意識して戦えば成長できる」

[ 2021年5月11日 05:30 ]

05年リーグVは甲子園の巨人戦で決めた(右手前が現役時代の阪神・矢野監督)

 メモリアルウイークで首位固めだ。阪神は11日の中日戦(甲子園)、15日の巨人戦(東京ドーム)でそれぞれカード通算2000試合の節目を迎える。中日からトレード移籍した経験を持つ矢野燿大監督(52)は、同戦に向けた特別な思いをスポニチ本紙に明かした。両カードとも今季の対戦成績は3勝3敗。ペナントレースを抜け出すべく、白星を量産する。

 矢野監督は巨人との敵地3連戦に向けた思いも明かした。

 「現役の時からタイガースファンの人も一番気に掛けてるというか、勝ってほしいというのはもちろん伝わっている。今までのOB、先輩がつくってくれた伝統というのはしっかり受け継いでいかなあかん。数字的に言えば、ジャイアンツの方が歴史的にも上。だからこそ、オレらが勝つというのが阪神ファンの喜びでもあるし、ジャイアンツを意識して戦っていけばオレら自身も成長していける」

 1998試合を終えての通算成績は、834勝1093敗71分け。現状は大きく負け越すが、だからこそ、勝つことがチームとしての成長につながる。

 「05年の優勝が決まった時は甲子園の巨人戦。最後に投手が久保田で、最後の打球がレフトに飛んでね。優勝が決まったっていうのは一番印象には残っている」

 思い出の一戦には、優勝を決めた05年9月29日を挙げた。あれから16年。今度は指揮官として、歓喜の瞬間を迎えたい。

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2021年5月11日のニュース