ツインズ・マエケン3被弾…5失点2敗目「ふがいない投球が続いている」

[ 2021年4月29日 02:30 ]

ア・リーグ   ツインズ4-7インディアンズ ( 2021年4月27日    クリーブランド )

<インディアンズ・ツインズ>今季2敗目を喫したツインズ・前田(AP)
Photo By AP

 ツインズの前田健太投手(33)が27日(日本時間28日)、インディアンス戦に先発し、5回2/3を8安打5失点で2敗目(1勝)を喫した。昨季は6勝1敗、防御率2・70でサイ・ヤング賞投票2位に入る大活躍。今季は5試合で防御率6・56と苦しんでいる。

 2試合連続で3本塁打を浴びるなど5失点し、敗戦投手となった前田は「ふがいない投球が続いている。とにかくいい結果をまずは出したい」と話した。

 2―0の初回2死ではラミレスに94マイル(約151キロ)を、同点の6回2死では、2回にも被弾したレイエスに92マイル(約148キロ)を捉えられた。3本中、2本が直球を打たれたもの。「球種が違えば結果も変わっていたのかな」と悔やんだ。

 この直球(フォーシーム)こそ前田がオフに取り組んだ課題だった。決め球のスライダー、チェンジアップを狙われるケースを減らすため、昨季終盤からウェス・ジョンソン投手コーチと直球の改善に着手。開幕前には「感覚的にも数値的にも良くなっている。きれいな縦回転のボールを目指している」と明かした。長いシーズンを見据えて割合を増やしているが、球種別の被打率は・400と、昨季の・086から悪化。スライダー、チェンジアップも痛打される悪循環が生じている。

 昨季は開幕から5登板で防御率2・27だったが今季は6・56。それでも、右腕は収穫を挙げた。「本塁打の3本以外は良いアウトの取り方ができていた。良くなっている手応えがある」。チームは7勝15敗で地区最下位。地区3連覇、30年ぶりのリーグ制覇へ、前田の復調は欠かせない。

続きを表示

2021年4月29日のニュース