具志川商 粟国主将「この日のためにやってきた」21世紀枠対決制し甲子園初出場初勝利!

[ 2021年3月22日 11:23 ]

第93回選抜高校野球大会第3日第1試合 1回戦   具志川商8―3八戸西 ( 2021年3月22日    甲子園 )

<具志川商・八戸西>具志川商先発の新川(撮影・北條 貴史)
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 第93回選抜高校野球大会第3日が22日、兵庫県西宮市の甲子園球場で1回戦が行われた。史上3度目の21世紀枠対決となった第1試合では、具志川商(沖縄)が8―3で八戸西(青森)に勝利し、初出場初白星を挙げた。

 打っては11安打で8得点、投げてはエース右腕・新川俊介、粟国陸斗主将のリレーで3失点に抑えた。投打をかみ合わせての初出場初勝利に粟国主将は「素直に嬉しい。勝ち気った瞬間に今までやってきた取り組みが思い浮かんできて、本当にこの日のためにやってきたので本当に嬉しいです」と声を弾ませた。

 2回1失点の自身の投球には「先頭打者を出したりとか自分の中でも課題があるので、その中でセットに入るのが早いとか審判からも注意をもらったので、そういったことをしっかり改善してチームのためにもとリリーフで来たので、自分としてはなかなかいいかなと思います」と及第点。チームの攻撃面には「積極的に振っていこうということで、自分たちは常にチャレンジャーだから引いてはいけないと言ってきたので、その面で走塁も次の塁を狙えて相手のミスも誘えたので自分たちのやってきた野球を甲子園でできたと思います」と胸を張り、「甲子園球場に入った時に本当に嬉しくて、ここに立てるんだって気持ちでいっぱいになって、けど自分たちはここに思い出作りに来たんじゃないので次の塁を狙って積極的に支えてくれる人のためにやろうとグラウンドで示せてよかったです」と話した。

 また、チームの好守連発には「練習ではエラーしてた時もあったんですが、甲子園でエラーもあったんですが、チームでカバーできた」と言い、エース新川には「気持ちが伝わってきたので、遊撃を守っていて、守ってあげようという気持ちになったので、その分、攻撃でも全員がチームのためにと思ってできたのでいい結果になったと思う。声で点を取ろうとベンチで点を取ろうと言ってきたので、ベンチの雰囲気もよかった」と笑顔を見せた。

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