日本ハムドラ1伊藤“12球デビュー”も大器片りん!栗山監督評価「思った通りで素晴らしかった」

[ 2021年2月13日 16:23 ]

日本ハムの伊藤(撮影・高橋茂夫)
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 日本ハムのドラフト1位・伊藤大海投手(23=苫小牧駒大)が13日、沖縄県名護市内で行われた紅白戦に先発登板。初回表に打者2人を打ち取ったところで雨が強まっため降雨中止となったが、わずか12球の実戦デビューで大器の片りんを見せつけた。

 1番・松本剛にはボールが先行してカウント3―1となったが、逆球となった内角直球で捕邪飛。2番・平沼の初球にこの日最速の149キロを計時すると、最後は内角146キロ直球で二ゴロに打ち取った。平沼の二ゴロで一塁方向へカバーに走ろうとしたところでぬかるむグラウンドに足を取られてコケる場面もあったが、「もっと投げたい気持ちがあったんですけど、まずバッター相手にして投げられたので一安心です。今日はケガなく終われたのが一番。(149キロの球は)本当にかかったボールだった。まだこれから状態も上げていけると思います」と納得の表情で振り返った。

 投球を見守った荒木投手コーチは「あの(グラウンド状態が悪い)中であれだけ投げられるのは凄い。コントロールも乱れなかった。声を出して投げたり、打者に向かっていく気持ちも出ていた。いいものを見られた」と絶賛。栗山監督も「思った通りで素晴らしかった。ちゃんと投げさせてあげたかったけど、少しでも投げられて安心した。違う球種を投げた時にブレもない。凄く安定していた」と高評価していた。

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2021年2月13日のニュース