2年目のオリ宮城は直球に磨き 初実戦で1回無失点 開幕ローテへ大前進

[ 2021年2月13日 05:30 ]

オリックス紅白戦   紅組1ー0白組(特別ルール) ( 2021年2月12日    SOKKENスタジアム )

オリックス紅白戦に登板した宮城大弥は1回を1安打2Kの安定感を見せる(撮影・井垣 忠夫)
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 オリックスの高卒2年目左腕、宮城が開幕ローテーション入りへ順調発進した。今春初実戦だった12日の紅白戦で先発して1回無失点。最速148キロを計測し、2三振を奪った。

 「真っすぐ主体で。真っすぐでカウントを取って、真っすぐで内野ゴロやフライを、と意識して投げました」

 飛躍の予感が漂うマウンドだった。初回無死一塁。田城を直球2球で追い込み、3球目のカーブで空振り三振。紅林には内角直球で2者連続でバットに空を切らせ、最後は太田を148キロ直球で三直に仕留めた。

 昨季は同期のロッテ・佐々木朗、ヤクルト・奥川を差し置いて高卒新人では唯一の初勝利を達成。今春に目指すのは直球の進化だ。インステップ投法からの得意球に磨きをかける考え。スリークオーター気味のフォームでも「投げ下ろす意識で練習しています。キレイに決まれば1軍打者でも通じる感覚はあった。それを1年通してやる」とうなずいた。

 中嶋監督にも「ブルペンでも良いものを見せてくれていたしね。自分の特徴ですよね。押していける投手なら、そうやっていかないといけない」と評価された。若手中心の先発陣で、山岡、山本、田嶋に続く存在として期待。「ローテに入って1軍に定着したいです」と意気込んだ。(湯澤 涼)

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2021年2月13日のニュース