マー君、野村克也さん一周忌に語った感謝…「原点能力」の教え、今も胸に

野村克也さんの一周忌に、半旗が掲げられた球場でキャッチボールする田中将　（撮影・白鳥　佳樹）　　　　　　
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　楽天に8年ぶりに復帰した田中将大投手が11日、自身のYouTubeチャンネル「マー君チャンネル　田中将大」を更新。この日が命日で死去から1年を迎えた恩師・野村克也元監督を回顧した。

　田中にとっては07年の楽天入団1年目からの指揮官。当時を「チームのミーティングはすごく多くて長かった。監督が自らホワイトボードに字を書いて、自分自身もノートに書いたりしていた」と振り返った。

　1月30日の楽天復帰会見でも語ったが、今でも大事としている教えに挙げたのが「原点能力」。打者の外角低めにコントロールする力で、日米通算177勝の大きな支えとなった。同時に「投球フォームのバランス」も重要だと諭され、キャリアの中でそのことを再認識させられたという。

　かつてのエピソードを振り返り、野村監督の通算1500勝が懸かった試合に先発した際のことや、高卒1年目のルーキーイヤーのことなど、恩師とのさまざまな思い出にも言及し、深い感謝の思いを率直に口にした。