センバツ 1回戦から近畿強豪対決も 同一県以外は地区にとらわれないフリー抽選

[ 2021年2月11日 05:30 ]

阪神甲子園球場の全景
Photo By スポニチ

 日本高野連は10日、オンラインで第93回選抜高等学校野球大会(3月19日から13日間、甲子園)の臨時運営委員会を開き、新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、2月23日の組み合わせ抽選会を午後3時から、史上初のオンラインで実施することを決めた。出場32校の主将が自校からオンラインで参加し、くじを引く。

 同一県から出場する3県6校の学校(宮城=仙台育英、柴田 奈良=智弁学園、天理 兵庫=神戸国際大付、東播磨)が決勝まで対戦しないようゾーンを振り分け、残りの26校はフリー抽選とすることも決定した。97年からは同一地区の出場校同士が準々決勝まで対戦しないよう、抽選方式を「8分割」で実施。夏の選手権大会は07年から完全フリー抽選で実施されているが、選抜での地区にとらわれないフリー抽選は52年以来69年ぶり6度目となる。

 これにより、昨秋近畿大会で決勝まで進んだ智弁学園(奈良)と大阪桐蔭(大阪)が1回戦で激突する可能性が生まれるなど、同地区の強豪同士による激戦が初戦から展開されそうだ。なお、開会式は簡素化するため、選手宣誓は大会第1日に出場する3試合6校の主将がくじを引いて決定。抽選会の模様は大会公式サイト「センバツLIVE!」で生配信される。

続きを表示

2021年2月11日のニュース