“球児さん、やりました”　阪神・斎藤　3回完全投球で開幕ローテ争い前進　3日に藤川氏から直接指導

練習試合   阪神8ー5日本ハム （ 2021年2月9日    沖縄・宜野座 ）

＜阪神宜野座キャンプ＞　　　ブルペンで斎藤（左）を指導する藤川SA　　　　　　　　
Photo By スポニチ

　阪神・斎藤が9日の練習試合・日本ハム戦（かりゆし宜野座）で7回から登板し、3回打者9人をパーフェクト。開幕ローテーション入りへ、猛アピールに成功した。

　3番・浅間からの7回を8球で終え、リズムをつかんだ。8回2死からは144キロ直球で万波を空振り三振。9回2死も平沼を空振り三振に封じた。わずか34球で3回を零封。2回零封だった4日の紅白戦に続いて、好投した。

　3日には藤川球児スペシャルアシスタント（SA）から“初指導”を受けていた。ブルペンでの投球練習中に、真後ろや斜めなど角度を変えて全方位からチェックしてもらい、土をならすトンボで本塁へ向かって線を引いて踏み込む左足を真っすぐに、投げ終わった後は顔が捕手と正対するよう指示されていた。早くも、その効果があらわれようとしている。