侍・稲葉監督が視察 西武・平良、沖縄県勢初金メダリストへ「選ばれるように頑張る」

[ 2021年2月9日 05:30 ]

平良(右手前)の練習を見つめる侍ジャパン・稲葉監督(撮影・尾崎 有希)
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 侍ジャパンの稲葉監督が、西武のキャンプを視察。昨季セットアッパーとして新人王に輝いた平良を「いろんな意味で期待したい一人」と中継ぎの有力候補に挙げた。

 稲葉監督は「非常に球も強いし、駆け引きも上手。プレッシャーがかかる場面でも堂々と投げている」と高評価。全球で駆使するクイック投法についても「あのクイックにストレートの強さがあるので外国人も打ちにくいんじゃないか」と分析。事実、昨季は外国人相手に22打数1安打と圧倒しており、右腕も「(外国人は)ポイントが近い。変化の大きいスライダーをどう使うか」とイメージを膨らませた。

 「代表は経験したことがない。想像がつかないですが、ぜひ選ばれるように頑張ります」。沖縄県勢初の金メダリストへ期待が高まる。(花里 雄太)

 ○…沖縄出身は夏冬通じて五輪の金メダリストがおらず、92年バルセロナ大会の体操男子団体で知念孝が銅を獲得して県勢唯一のメダリストとなっている。今大会は初実施される空手の男子形で史上最多の全日本選手権9連覇を果たした喜友名諒が出場予定で、金メダルに最も近いと言われる。また、重量挙げの糸数陽一もメダル獲得を期待されている。

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2021年2月9日のニュース