西武ドラ1・渡部「大きく振ることテーマに」フリー打撃で内海から3安打

[ 2021年2月9日 05:30 ]

内海(手前)を相手にフリー打撃を行う渡部(撮影・吉田 剛)
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 西武のドラフト1位・渡部(桐蔭横浜大)が、対応能力の高さを見せた。高知・春野でのB班キャンプで、フリー打撃で登板した18年目の内海から安打性の当たりを3本放ち「真っすぐが力強いなというのを感じました」と振り返った。

 大学通算45本塁打の右の大砲は、初めて対したプロの投手にも動じない。3スイング目に外角直球を右前に運び、さらに右前、中前と直球を確実にミートした。それでも「大きく振ることをテーマにやっていたけど、今はあまりいい状態ではないので、少しずつ上げていければ」と納得いかない様子。わずか20球の対戦だったが、内海からは「どっしりしていますよね。それでもミートしてくるなと。体も大きいですし、これから投手にとって投げにくいような打者になってくるのでは」と高評価をもらった。

 所沢でのキャンプ第1クールでは体重が1キロ減って116キロ。右肩痛を抱えB班スタートとなったが「いい状態。第3クールからはシートノックにも一緒に入って、制限なくやる予定」と不安はなくなっている。前日には山川に「どういうふうに飛ばしているんですか?」と質問。「まずは大きく振った方がいいよ。実戦が近づいてきたらしっかりコンタクトできるように」との金言を胸に刻んだ。

 居残り練習ではロングティーで大きな当たりを連発するなど、充実したキャンプを送る。まずは2軍での実戦デビューへ。一歩ずつ階段を上がる。(川島 毅洋)

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2021年2月9日のニュース