大谷契約合意 エンゼルスGM「特殊なケース。筋が通っている」バレロ代理人「翔平も喜んでいた」

[ 2021年2月9日 10:08 ]

大谷翔平
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 エンゼルスは8日(日本時間9日)、19日(同20日)に予定されていた年俸調停の公聴会を回避し、大谷翔平投手(26)と2年総額850万ドル(約8億9250万円)で契約合意したと発表した。21年年俸は300万ドル(約3億1500万円)、22年は同550万ドル(約5億7750万円)となる。

 電話会見に応じたペリー・ミナシアンGMは「翔平とは本当に良い関係が築けた。1年契約をまとめるには時間が足りなかったと思う。これは明らかに特殊なケース。このような例はあまりありません」と回顧。FA前年となる22年までの2年契約となったことについては「明らかにこの2年契約は双方にリスクと見返りがあり、我々にとっても彼らにとっても明らかに筋が通っている。契約を成立させることができたことに安堵している」と語った。

 また、大谷の代理人を務めるネズ・バレロ氏もオンライン会見に応じ、年俸調停公聴会を回避したことに安どした様子で「契約を知った翔平も喜んでいた」と話した。大谷の今後の二刀流継続に関しては「彼の選手としての才能を信じている。今までも成功を収めている。投手としても打者としてもエリートな能力を持っている。それは本人も球団もみんなが全員信じている。引き続き二刀流選手として成功を収めると信じている」と期待を寄せた。

 年俸調停の権利は基本的に出場登録が3年以上6年未満の選手に与えられ、大谷はこのオフに初取得。球団の250万ドル(約2億6000万円)の提示に対し、大谷側は330万ドル(約3億5000万円)を求めていた。大谷は近年では異例の投打の「二刀流」でもあり、注目が集まっていた。

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