阪神・近本 来季リーグ優勝へ3つの誓い 盗塁王、打率3割、100得点

[ 2020年12月4日 05:30 ]

阪神・近本
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 阪神の近本光司外野手(26)が3日、来季のリーグ優勝に向け、リードオフマンとして3つの目標を掲げた。

 (1)3年連続盗塁王

 「連続で盗塁王を獲るというのは来年もそう。しっかり狙っていってチームの得点につながるような盗塁を1個でも多くしたい」

 球団史上初となる新人から2年連続30盗塁以上を記録。3年連続に向け、塁間12歩を継続しつつリード幅やスタート体勢を見直し量産につなげる構えだ。

 (2)打率3割

 「今年は1度も3割の数字を見たことがなかった。3割に乗せたかったというのはある。来年は目標にするのはいいことだと思う」

 今季打率は・293。6月は10試合で同・128と開幕直後の不振が響いた。昨オフから取り組む「インサイドアウト」のバットの出し方を追求するあまり、打撃の形が崩れたのが要因だったとし「気付くのが遅れた」と夏場に修正して以降は上昇曲線を描いた。

 (3)100得点

 「試合数は減ってしまったけど去年ぐらいの得点を取ることができた。来年も100得点を目標にやりたい」

 昨季は出場142試合で記録した81得点を今季は120試合出場でマーク。来季は143試合が予定され、今季以上に打って走れば、球団では10年マートン(105得点)以来の大台も見えてくる。

 今オフはキャンプインまで期間が短く、トレーニングも工夫が必要。ウエートトレを中心に、新たに水泳にも挑戦しているという。「変化を恐れず挑戦していくことが前進だと思う」。維持ではなく進化。球団で3要素をクリアしたのはリーグ優勝を果たした2005年の赤星憲広(スポニチ本紙評論家)のみ。猛虎のスピードスターがクリアすれば、自ずとリーグ優勝が見えてくる。(長谷川 凡記)

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