開星・山本 2打席連発!4安打7打点でプロ5球団に猛アピール 野々村監督復帰初戦で白星プレゼント

[ 2020年7月19日 05:30 ]

島根大会2回戦   開星13-2松江南(5回コールド) ( 2020年7月18日    松江市営 )

プロ5球団のスカウトの前で2打席連続本塁打を含む4打数4安打7打点の活躍を見せた開星の山本大斗中堅手(3年)
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 プロ5球団のスカウトが見守る中、2打席連続本塁打を含む4安打7打点の猛烈デモ。中国地区屈指の強肩外野手の評価に強打の2文字を加えた開星の山本大斗外野手は夏初戦を会心の笑顔で振り返った。

 「調子が悪くて不安だったんですけど、これはベストですね」

 コロナ禍による自粛生活中は素振りとティー打撃。生きた球を打てずにいた間にタイミングの取り方を忘れてしまった。フリー打撃解禁となった6月以降も詰まり癖が解消されず、大会直前まで鈍い当たりが続いていた。それがこの日は一変。右左右とタイプの違う3投手から4連打し、本塁打は右左に打ち分けた。「多少詰まってもスタンドに持っていくええ力も持っとる」と阪神・山本宣史スカウト。課題の打撃でも評価は急上昇中だ。

 「悩んどったからね。山本にとっても大きいんじゃないですか」と8年ぶりの復帰初戦を勝利で飾った野々村直通監督(68=顔写真)。就任4カ月。短い師弟の縁ながら不振を脱した教え子の笑顔に満足げな様子だった。

 ◆山本 大斗(やまもと・だいと)2002年(平14)8月9日生まれ、鳥取県米子市出身の17歳。6歳から軟式野球を始め、米子・東山中では硬式の米子ボーイズで三塁手。開星高では1年秋の県大会からベンチ入り。同中国大会からレギュラーに定着。50メートル走6秒6、遠投110メートル、高校通算21本塁打。1メートル80、88キロ。右投げ右打ち。好きな球団は阪神。目標とする選手は広島の鈴木誠也。

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