ロッテ・種市 シュート回転逆手に併殺斬り!女房役の柿沼「今までにない球種に」

[ 2020年7月19日 05:30 ]

パ・リーグ   ロッテ5―2日本ハム ( 2020年7月18日    札幌D )

<日・ロ>ロッテの先発投手・種市(撮影・高橋茂夫)
Photo By スポニチ

 調子は良くない。投球の軸となる直球がシュート回転する。ロッテ・種市は「腕を振り切れないとシュートすることが多い」と明かす。1点リードの2回、横尾と渡辺に対し、外から甘く入った球を痛打されてソロ2発を浴びた。

 ならば、どうするか。21歳右腕はシュート回転を「修正」せず、「利用」することを選んだ。150キロの剛速球と落差あるフォークが武器だが、ベンチに戻ると27歳捕手・柿沼と「動いている球を生かそう。できるだけインコースを突いていこう」と確認し合った。

 4回の攻撃で逆転し、その裏。種市は先頭・近藤に四球を許したが、続く4番・中田を内角への「ナチュラルシュート」で遊ゴロ併殺に仕留めた。反撃を許せば、試合の流れを手放す局面だった。

 5年目で自身初のヒーローインタビューを受けた柿沼は「種が(サインに)首を振ってしっかりと投げ切ってくれた。今までにない球種になった」と、7回3安打2失点で2勝目を飾った後輩を称えた。(横市 勇)

続きを表示

2020年7月19日のニュース