広島“守護神”菊池保が1点守れず…ヤクルトと延長10回3―3引き分け

[ 2020年7月19日 22:08 ]

セ・リーグ   広島3―3ヤクルト ( 2020年7月19日    マツダ )

<広・ヤ>9回に登板するも青木に適時打を打たれ同点とされガックリの菊池保(撮影・奥 調)
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 広島は“守護神”菊池保が1点を守り切れず3―3の引き分けに終わった。0―2とリードを許した7回に堂林、鈴木誠、松山の3連打で同点。ヤクルト先発の高梨を降板へと追いやると、1死三塁から会沢が2番手の梅野から中前適時打で一気に逆転。3―2とリードし9回のマウンドに上がった菊池保が1死一、三塁から代打・青木に痛恨の同点適時打を浴び延長へ。10回は互いに好機を作るも無得点のまま試合終了。このカード1勝1分け1敗に終わった。

 先発の遠藤は初回、三者凡退と上々の立ち上がり。3回は安打と2つの四球で2死満塁のピンチを迎えるも西浦を中飛に打ち取り無失点。しかし5回に先制を許す。上田と山崎の安打で1死一、三塁とされると村上の中犠飛により、5回89球5安打1失点で降板した。6回には2番手のケムナが投手の高梨を四球で歩かせてしまうなど2死一、二塁から上田にライトへ適時打を浴び追加点を許した。

 打線は3回までノーヒットに抑えられるなど振るわず。4回には高梨の失策などで無死一、二塁の好機を作るも堂林が空振り三振。鈴木誠は二ゴロ、続く松山も二ゴロに倒れ無得点。6回には1死一塁から相手二塁手・山田哲の華麗なグラブトスが飛び出し、菊池涼が二ゴロ併殺打となってしまった。

 それでも7回にようやく高梨を攻略。先頭の堂林が中安、鈴木はレフトへの二塁打で続き無死二、三塁のチャンス。ここで松山が5球目のフォークをうまくすくって右線へ同点となる2点適時打。高梨を降板へと追いやった。さらに勢いに乗る打線は1死三塁から会沢が2番手・梅野の高めのストレートを振り抜き中前適時打で逆転に成功した。

 7回は一岡、8回は塹江が無失点に抑えると“守護神”菊池保が9回のマウンドに。菊池保は先頭の代打・坂口に中安で出塁を許し、上田には左安を打たれ1死一、三塁のピンチ。ここで代打・青木に中前適時打を浴び同点に追いつかれてしまった。

 延長10回は6番手のDJ・ジョンソンが2死満塁のピンチを迎えるも、上田を空振り三振に抑え何とか無失点。するとその裏、2死一、三塁と一打サヨナラのチャンス到来。しかし代打・高橋大が空振り三振に倒れ試合終了。3―3の引き分けに終わった。

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