阪神・遥人 他球団の左腕を徹底研究「どういうふうに攻めているか」

[ 2020年5月18日 05:30 ]

鳴尾浜球場で自主練習に臨む高橋(球団提供)
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 阪神の高橋が球団を通じて報道陣に対応し、昨季苦手とした右打者対策として他球団の左腕の投球を研究していること明かした。

 「やはり右打者に対してどう攻めるかや、他球団の左投手の映像などを見て、どういうふうに攻めているかを研究しています」

 昨季は18試合の先発で3勝9敗、防御率3・78。自慢の直球で数字以上のインパクトを残した一方、左打者の被打率・238に対して右打者には・285と課題も露呈。特に広島・鈴木(11打数5安打、・455)やヤクルト・バレンティン(12打数6安打2本塁打、・500)ら右の大砲に苦しめられた。

 寮の自室では他球団の左腕の右打者への攻め方などを研究。DeNAの東、今永、浜口、中日の大野雄らの映像を「繰り返し見ていました」という。特に同世代の東について「どの球種も武器になってリリースのタイミングが一定だったんで、参考になりました」と収穫を強調した。

 鳴尾浜球場での自主練習ではキャッチボール、ウエートトレなどで調整。6月後半の開幕へ向けて「メドは立てやすくなりましたが、まずは体が強くなければシーズンを乗り切れないので」と下半身を中心にとした体力強化に励む。万全の状態なら左のエースと期待される3年目24歳。課題克服に余念がない。(山添 晴治)

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2020年5月18日のニュース