大リーグのチケット購入者がリーグや球団を提訴 支払った料金返還を求める

[ 2020年4月21日 14:21 ]

昨年3月28日にヤンキースタジアムで行われたヤンキース対オリオールズの開幕戦(AP)
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 ニューヨーク在住のマシュー・アジェンマンさんとスーザン・テリーベイザーさんの2人が、大リーグのロブ・マンフレッド・コミッショナーと全30球団、さらにチケット販売の4社をロサンゼルスの連邦地裁に提訴。支払ったチケット購入代金の返還を求め、併せてチケットを購入したすべての人が対象になるようにとする集団訴訟の認定を求めた。

 AP通信によれば、アジェンマンさんは総額1730ドル(約18万7000円)となるメッツ戦20試合分のチケットを購入し、昨年に1回目の決済となる317ドル(約3万4000円)を支払い済み。テリーベイザーさんは5月9日にヤンキースタジアムで開催される予定だったヤンキース対レッドソックスのチケットを6枚購入し、926ドル(約10万円)を支払っていた。

 ところが新型コロナウイルスの感染拡大で、大リーグはまだ開幕しておらず、訴状では「野球ファンは使えない高額なチケットを持って困っている。延期していることを口実にして、大リーグとその球団、さらにチケット販売会社は予定通り試合が行われないとわかっていながら払い戻しを拒否している」とその対応を批判した。

 大リーグは3月26日に開幕するはずだったが、非常事態宣言の発令もあって全試合を延期。今季の開幕は5月中旬以降となっているが、詳細はまだ決まっていない。

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2020年4月21日のニュース