12球団代表者会議で「コロナ特例」報告 ベンチ入り人数など現行ルール変更なし

[ 2020年4月18日 05:30 ]

オンラインで行われた記者会見でプロ野球交流戦の中止を発表するNPBの斉藤惇コミッショナー。右は井原敦事務局長
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 プロ野球の12球団代表者会議が17日、オンライン会議で開かれ、新型コロナウイルスの感染拡大で延期しているセ、パ両リーグの公式戦の5月中の開幕を断念し、交流戦中止を決めた。

 代表者会議では15日の協約・ドラフト改定委員会でまとめられた「コロナ特例」について報告された。1軍の出場登録は29人以内、ベンチ入り25人以内とする現行ルールは変更しないことが確認された。

 日本野球機構(NPB)の井原敦事務局長は「コロナ特例と言われる登録抹消ルールなど、継続審議の案件が多くありました」と説明。PCR検査のため登録抹消後、陰性だった場合は規定の10日を経ずとも再登録できることや、FA取得日数の短縮などが検討されているとみられる。

 また143試合からの削減が決まり、今後は選手の年俸も議論の余地が出てきそうだ。「今日はそういう話は出ていません」と斉藤コミッショナー。選手会との調整も必要で、12球団で検討課題に挙がる可能性はある。

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